東京都葛飾区の東立石地区で、35年前に地元住民や子どもたちが埋めたタイムカプセルが掘り起こされた。町会の祭りや旅行の写真に加え、区立本田小学校の児童が将来の夢を書き込んだ寄せ書きも見つかり、発掘作業に参加した住民たちは、当時を懐かしみながら昔話に花を咲かせていた。一部は東立石地区センターで今月中旬から公開するという。
タイムカプセルは1986年11月、同地区の8町会でつくる「東立石地区連合町会」の設立20周年を記念し、区立かわばた公園に埋められた。未来を担う子どもたちにも参加してもらおうと、町会のほかに地元の小中学校も加わり、思い出の品を持ち寄ったという。
新型コロナウイルス禍で延期されていた掘り起こしイベントは11月下旬に行われ、住民ら約15人が見守る中、公園の花壇からタイムカプセルが取り出された。
近くの東立石地区センターで開封され、本田小6年の児童による寄せ書きには「小説家になって、世界的に有名になりたい」「田園調布のプール付きの家に住みたい」といった夢や、流行していたテレビ番組のランキングなどがつづられていた。
立ち会った東立石地区連合町会の堀越克夫会長(81)は「祭りや旅行などの様子を見ると、地域が一体になっていた歴史がわかる」とし、公開を通じて「今は薄れつつある地元のつながりを住民に考えてもらうきっかけにしたい」と話した。
35年前のタイムカプセル、児童の夢を発掘…「小説家になり有名に」「田園調布のプール付きの家」 - 読売新聞
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