アルコールチェックをする従業員=29日、鹿児島市小野町の南国交通
県安全運転管理協議会(安管)は、八街市の事故概要や飲酒運転の罰則を記したチラシを急きょ作製し、各地区の協議会に送付した。浜上聡専務理事は「児童が犠牲になる痛ましい事故を防ぐため、警鐘を鳴らしたい」。県トラック協会は会員に義務付けたアルコール点検を再度促す。
県警は同日、安管と県トラック協会に運転手の業務管理と飲酒運転防止への取り組み強化を要請した。県内では今年に入り、飲酒運転が絡む事故で4人が亡くなっている(28日現在)。
交通企画課の石川智彦理事官は「飲酒運転は重大な事故に直結する悪質で危険な行為。厳正な指導取り締まりと啓発活動で、根絶に向けて取り組む」と気を引き締める。
運送会社は従来の対策に引き続き力を入れる。南国交通(鹿児島市)は乗務員に対し、飲酒から出社まで8時間以上空けることを指示。出社と帰社時は社員がアルコール点検に立ち会う。
セイコー運輸(同市)は長距離ドライバーにアルコール検査器を携帯させる。出張先で呼気検査する様子を社用のスマートフォンで撮影させ、会社のパソコンで確認する。鳥部敏雄社長(64)は「緑ナンバーのトラック事業者として、社員にはプライベートでも注意して運転するよう指導している」と話した。
運転前アルコール検査、再徹底の動き広がる 千葉の事故受け運送・バス会社など | 鹿児島のニュース - 南日本新聞
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