
奈良県広陵町南郷の工事現場で地中に埋まっていたボンベからガスが漏れ、作業員ら20人が重症や軽症となった事故で、現場から回収されたボンベから塩素と水を検出していたことが、県警への取材で分かった。県警はボンベが埋められた詳しい経緯を調べている。
奈良県警香芝署は現場検証でボンベ2本を回収し、中身について民間業者に鑑定を依頼したところ、塩素と水だったことが判明した。また、2本のボンベには中身が塩素であるとわかる表記があった。事故当時に検出されたシアン化水素は、ボンベからは確認されなかった。
町によると、数十年前まで水道施設で水の殺菌のため、塩素ガスが使われていたが、地中に埋めて使用することはなく、埋められていた理由についてはわからないという。
ボンベの表面の劣化や以前あった水道施設が1967年に建設されていることなどから、県警は50年以上前にボンベが埋められたとみている。
搬送され意識不明の重体となっていた男性作業員2人は、意識が戻り、命に別条はないという。
50年以上前に埋設のボンベからガス漏れ、塩素と水を検出…20人が重軽症 - 読売新聞
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