宮城県白石市の白石一小の児童2人が死傷した事故で、倒れた防球ネットの支柱は32年前の1989年に設置された可能性があることが29日、分かった。設置時期の情報は複数あり、市教委が事実関係を調べている。
89年設置の根拠は当時の卒業アルバム。5月の運動会の写真には支柱が写っていないが、9月の修学旅行の出発式と見られる写真には工事の足場を組んだ体育館の手前に木製支柱が少なくとも2本写っている。
卒業生の男性(43)は翌90年の中学1年時、母校の校庭でネットを使ってサッカーの練習をしたことを覚えている。当時のネットは現在の防球ネットとは色や目の大きさが異なる。
男性は「何のために設置したかを知らされた記憶はないが、新しいネットだった。最初はスポーツ用でなく、工事の資材や車両を守るように設置されたのでないか」と推測する。
半沢芳典市教育長は時期特定の意義を「木製の物が(経年変化で)どうなるのか、時期を調べることが学校防災に役立つ」と説明した。
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白石一小の児童死傷 支柱は32年前に設置か - 河北新報オンライン
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