文部科学省などによりますと、全日本私立幼稚園連合会では、一般会計のほか、国際交流や災害対策のために積み立てた基金が正式な手続きを踏まないまま取り崩され、2017年からの3年間であわせておよそ3億2000万円が使途不明になっているということです。
連合会は、公認会計士らによる特別委員会が行った内部調査の結果を9日午後の会合で報告し、今後の対応を協議しました。連合会によりますと、当時の香川敬前会長と事務局の職員は問題が発覚しないよう連合会の銀行口座の通帳を偽造したことを認めたということです。一方で、「個人的な資金の流用は断じてない」などと話しているということです。
「日本の幼稚園教育は、世界に冠たる幼児教育であると」(全日本私立幼稚園連合会 香川敬会長〔2018年当時〕)
香川前会長は山口県で幼稚園を運営し、使途不明金の指摘を受けた去年11月に辞任するまで5期10年にわたって連合会の会長を務め、2014年からは山口県の公安委員も務めていましたが、8日、辞職しています。連合会は香川前会長らを刑事告訴することも視野に、断固とした対応を取るとしています。
全日本私立幼稚園連合会は1984年に設立された任意団体で、加盟する幼稚園から集めた会費などを財源に幼児教育の無償化などを国や国会議員に要望しています。
幼稚園連合会で3億円消えた 前会長の刑事告訴も視野 - TBS NEWS
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