小矢部市津沢中3年生38人は11日、同市胡麻島の宇川農産のビニールハウスでイチゴを収穫し、甘く大きく育った実に歓声を上げた。
コロナ禍で修学旅行などが中止、縮小される中、宇川農産が16日の同校卒業式を前に思い出を作ってもらおうと、3年生を招いた。
生徒は練乳を入れた容器を持ってハウス内を巡り、イチゴの実をもぎ取ってほおばった。岩崎茉子さん(15)は「甘くておいしく、何個でも食べられそう。学校行事も少なかったので良い思い出になった」と声を弾ませた。
同社は昨年8月、敷地内の約30アールにIoT(モノのインターネット)によって温度や二酸化炭素濃度を制御するイチゴ専用の促成ビニールハウスを整備した。宇川純矢社長(50)は「思い出の一ページとして残してもらうとともに、困難なことがあっても周囲が支えてくれることを知ってほしい」と話した。
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卒業前に「甘い思い出」 小矢部・津沢中3年 イチゴ収穫|学校・教育|富山のニュース|富山新聞 - 富山新聞
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