野球の日本代表の監督に、今シーズンまでプロ野球 日本ハムの監督を務めた栗山英樹氏が就任する見通しであることが関係者への取材でわかりました。30日、プロとアマチュアで作る強化委員会が開かれ、正式に決定します。
プロとアマチュアの代表で作る日本野球協議会の「侍ジャパン強化委員会」では、東京オリンピックで監督として日本代表を金メダルに導いた稲葉篤紀氏の後任の日本代表監督について検討を続けていました。
そして、候補を栗山氏に一本化して交渉した結果、29日までに栗山氏の内諾を得られたということで、30日開かれる強化委員会で正式に監督就任が決定します。
栗山英樹氏は東京出身の60歳、昭和59年にヤクルトに入団して外野手でゴールデン・グラブ賞を受賞するなど活躍し、引退後は野球解説者やスポーツキャスターを経て、平成24年のシーズンから監督として日本ハムを率いました。
就任1年目にリーグ優勝を果たし、5年目の平成28年には現在、大リーグ エンジェルスでプレーする大谷翔平選手などを擁してチームをリーグ優勝と球団史上3回目となる日本一に導き、10年目の今シーズン終了後に退任しました。
関係者によりますと、栗山氏の監督としての手腕に加え、大リーグの選手も参加するWBC=ワールド・ベースボール・クラシックへ向け、大谷選手とつながりのあることも期待されているということです。
栗山英樹氏とは
昭和59年に東京学芸大からヤクルトに入団して外野手として活躍し、ゴールデン・グラブ賞も受賞しました。
平成2年に現役を引退したあとは、野球解説者やスポーツキャスターなどを経て、平成24年のシーズンから日本ハムの監督を10年間務めました。
指導者の経験はなかったものの、1年目の平成24年にリーグ優勝を果たしました。
また、この年のドラフト会議では、当時、高校から直接大リーグへの挑戦を明言していた大谷翔平選手を指名し、投打の二刀流で育成する方針を示して入団を実現させました。
栗山監督は、大谷選手の能力を伸ばす環境を整えて投打ともに一流の選手に育てて球界の常識を覆し、平成28年にはその大谷選手を中心にリーグ優勝と球団史上3回目となる日本一を果たしました。
そして10年目の今シーズン終了後に退任しました。
前日本ハム監督 栗山英樹氏 野球の日本代表監督に就任へ - NHK NEWS WEB
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