スタンフォード大学・オンラインハイスクールはオンラインにもかかわらず、全米トップ10の常連で、2020年は全米の大学進学校1位となった。
世界最高峰の中1から高3の天才児、計900人(30ヵ国)がリアルタイムのオンラインセミナーで学んでいる。
そのトップがオンライン教育の世界的リーダーでもある星友啓校長だ。
全米トップ校の白熱授業を再現。予測不可能な時代に、シリコンバレーの中心でエリートたちが密かに学ぶ最高の生存戦略を初公開した、星校長のデビュー作『スタンフォード式生き抜く力』が話題となり、ロングセラーとなっている。
ベストセラー作家で“日本一のマーケッター(マーケティングの世界的権威・ECHO賞国際審査員)”と評された神田昌典氏も「現代版『武士道』というべき本。新しい時代に必要な教育が日本人によって示されたと記憶される本になる」と語った本とは一体なにか。
今回は東京大学時代の同期であるUDS株式会社の黒田哲二社長との対談前篇をお届けしよう。(これまでの人気連載はこちら)。
それでも前を向く
~挫折続きの学生時代~
星友啓(以下、星):今回のゲストは、私の予備校~東京大学時代の同期である、UDS株式会社代表取締役社長、黒田哲二さんです。
黒田哲二(以下、黒田):特に予備校時代、密な関係でしたよね。
UDS株式会社 代表取締役社長
1977年神戸生まれ、東京育ち。東京大学工学部建築学科卒業後、隈研吾建築都市設計事務所を経て、2005年株式会社都市デザインシステム(現UDS)入社。企画開発業務を担当。2008年より森ビル株式会社にて虎ノ門ヒルズ開発業務に携わり、新虎通りを中心とした活性化、エリアマネジメントを手がける。2015年10月UDS株式会社へ復帰し国内外プロジェクトの企画を担当。2020年4月より現職。誉都思建筑咨询(北京)有限公司董事長。韓国UDS株式会社取締役。
星:毎日一緒にお昼ごはんを食べたり。
黒田:ジムに行って、ママさんバレーに参加したり。
星:そんなことありましたね!
そうそう、『スタンフォード式生き抜く力』が出たときも、出版記念オンライン講演会に参加してくれましたよね。
黒田:いつも陰ながら応援しています。
星:さて、そんな同級生の黒田くんが社長になっていたということで、私も興奮を隠しきれません。
今日は、これまでに手がけてきたビジネスや、これからのまちづくりについてお伺いしていきたいと思います。
黒田:まず私の経歴についてお話しします。
父がキッチンのデザインの仕事をしていたので、子どものころから自然と建築に興味を持ちました。6歳上の兄も大手建設会社でデザインの仕事をしています。
星:建築一家なんですね。
黒田:ええ。私も大学で建築を学ぶつもりでした。ところが、3年進級時、建築学科に進学することができず、留年してしまったんです。
星:ええ!?
黒田:さらに、1年遅れて進学した建築学科でも、大学院入試に失敗してしまいました。
星:そ、それは遊びすぎ?
黒田:当時は建築学科の人気が非常に高くて、1・2年生の教養課程の成績も高いものが求められていました。
大学院のほうは、行きたかった研究室が大変な人気だったんです。
星:もう一度留年したんですか。
黒田:いいえ。浪人と留年ですでに2年遅れていたので、さすがにこれ以上留年するのは……と思い悩んだ末、就職することにしました。
【東大卒校長vs東大卒経営者 前篇】“挫折を挫折にしない方法”を教えてください。 - ダイヤモンド・オンライン
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