東北地方整備局は、2021年のお盆期間中に6県の主要国道で実施した交通状況調査の結果を公表した。平均交通量は新型コロナウイルス感染拡大前の19年より減少。減少幅は県境部が約27%減と、約10%減の都市部より大きく、県境をまたいだ移動の自粛が形となって表れた。
県境部の10カ所、各県の都市部の6地点に設置している交通量計測器の測定値を集計。19~21年のお盆期間(10~11日間)の1日平均を比較した。
県境部で岩手、秋田間の国道46号(仙北市)が19年比44%減、山形、福島間の東北中央道(米沢市)が同42%減となるなど、隣県への移動が軒並み減少。全10カ所の平均交通量は新型コロナの影響があった20年と比べても5%減った。
都市部では、秋田市の国道13号が19年比6%減、盛岡、福島両市の国道4号がいずれも7%減など、小幅の落ち込みとなった。20年比では、秋田市の国道13号と青森市の国道7号が増加に転じ、県内間での移動の活発化をうかがわせた。
整備局の担当者は「コロナ下で近場の買い物や余暇を楽しむ流れが定着しつつある。当面この状況は続くだろう」と話した。
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お盆の国道交通量、東北の県境27%減 コロナ前比、移動自粛浮かぶ - 河北新報オンライン
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