ユーチューブに動画を投稿するためスーパーで会計前の商品を食べるなどしたとして、窃盗、威力業務妨害などの罪に問われた飲食店員の被告の男(30)に対し、名古屋地裁岡崎支部(溝田泰之裁判官)は27日、懲役1年6月、保護観察付き執行猶予4年(求刑・懲役1年6月)の判決を言い渡した。
判決によると、男は昨年5月29日、愛知県岡崎市のスーパーで、魚の切り身1点を代金を支払う前に食べて盗んだ。同1日には大阪市の衣料品店で、店主にTシャツの返品を要求しながら「偽物でしょ」と言って業務を妨害したほか、その様子を撮影した動画を投稿し、店の信用を傷つけた。
男は事件当時、「へずまりゅう」を名乗りユーチューバーとして活動していた。昨年7月、窃盗容疑で愛知県警に逮捕された後、新型コロナウイルスの感染が判明。逮捕前に山口県内で接触した大学生や、愛知県警の警察官らも感染した。
会計前に魚食べる、「偽物でしょ」とTシャツの返品要求…「へずまりゅう」に有罪判決 - 読売新聞
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