受験シーズンが始まりました。受験前には模擬試験、予備校の講習会、オープンキャンパスの参加、受験料などさまざまなお金がかかります。ひとつひとつは大した金額でなくても、合わせるとけっこうな金額になります。 特に合格時に支払う入学金等は数十万円必要です。これらの項目を洗い出し早めに対策をたてましょう。
入学前の資金不足には、奨学金は利用できない
大学生の約3人に1人が利用している日本学生支援機構の奨学金は、高校3年の春に予約申し込みできます。ただし、実際に奨学金が振り込まれるのは、貸与型・給付型とも入学後ですので、入学前の資金不足には奨学金は利用できません。 そのため、入学前の資金不足は、教育ローンで賄うのが一般的です。教育ローンには銀行など民間金融機関の教育ローンと日本政策金融公庫の「国の教育ローン」があります。 一般的に「国の教育ローン」のほうが有利な点が多いので、まずは「国の教育ローン」を検討しましょう。
「国の教育ローン」
扶養する子どもの人数に応じた世帯年収の上限が設けられています。子ども1人につき350万円(留学資金などは450万円)まで一括して借り入れることができます。返済期間は15年以内です。金利は固定金利1.66%(保証料別)となっています(2021年7月執筆時点)。 ひとり親家庭は金利、返済期間、保証料が優遇されているのが特徴です。自治体の中には利子を補充するところもあります。 資金が必要な2~3ヶ月前から申し込むことができ、融資決定後のキャンセルも自由です。申し込みから融資まで最短で20日かかりますので、受験が決まったら申し込んでおくとよいでしょう。 一般に私立大学では合格発表後1~2週間以内に、初年度納付金のうち、最小限「入学金および前期分学費」を支払う必要があります。合格後に「国の教育ローン」を申し込んだのでは納付期限に間に合いません。 (出典:日本政策金融公庫「教育一般貸付(国の教育ローン)」(※1))
入学前に利用可能な大学進学費用の貸付制度って?(ファイナンシャルフィールド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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