Rechercher dans ce blog

Thursday, July 8, 2021

【独自】都民の「外出自粛率」どんどん低下、流行前と同程度に…目立つ10~20代 - 読売新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く東京都で、都民が外出を控える程度を示す自粛率が低下していることが、読売新聞と国立情報学研究所の水野貴之准教授(計算社会科学)の分析でわかった。特に3回目の緊急事態宣言(4月25日~6月20日)の解除直後の週末の昼間は、コロナ流行前と同程度に外出しており、感染の再拡大に影響しているとみられる。

 自粛率は、コロナ流行前の昨年1月と比較し、「住宅街の住民がどのくらい外出を控えているか」を数値化したもので、水野准教授らが考案した。自粛率「0」は、自粛せずにコロナ前と同じくらい出歩いている状態で、「1」に近いほど多くの人が家の中で自粛している。主要駅周辺などに限定した人出の分析に比べ、コロナ下での全体的な外出自粛の傾向が分かる。

 東京都内の週末・祝日の昼間は、昨年4~5月の1回目の緊急事態宣言期間中や、今年の正月は多くの人が外出を控え、自粛率は0・6に達した。

 だが、今年4月の3回目の宣言発令直後は、0・3近くまでしか上がらず、同宣言解除後の6月下旬には、コロナ流行前の水準に近い「ほぼ0」まで下がった。

 東京以外の地域ではコロナ前より外出を控える傾向が続いており、東京の「緩み」が目立つ形だ。

 ただ、東京でも、夜間(午後8時~午前0時)については今年1月以降、自粛率は0・5前後あり、飲食店の夜間営業自粛などが奏功しているとみられる。

 年代別にみると、週末・平日を通して10~20歳代の外出が目立っていることも分かり、水野准教授は「東京では週末の外出の増加が、感染拡大の一因と考えられる。特に若者についてはワクチン接種もまだ進んでおらず、外出を控えるよう政府はメッセージを出すべきだ」と指摘している。

  ◆自粛率= 携帯電話の位置情報から滞在人口を推計するNTTドコモの「モバイル空間統計」のデータを利用。住宅街における深夜(午前0~6時)の滞在人口を定住人口とみて、そこから昼間(午前9時~午後6時)の滞在人口を差し引くことで「昼間の外出者数」を推計し、コロナ前からどの程度減ったかを算出する。

Adblock test (Why?)


【独自】都民の「外出自粛率」どんどん低下、流行前と同程度に…目立つ10~20代 - 読売新聞
Read More

No comments:

Post a Comment

英政府、水際対策で全ての渡航者に渡航前検査の再導入を発表(英国) | ビジネス短信 - ジェトロ(日本貿易振興機構)

英国政府は12月4日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン」の感染拡大を受け、イングランドに渡航する12歳以上の全ての人に、入国前48時間以内のPCR検査または迅速抗原検査の陰性証明の提示を義務付けることを発表した( プレスリリース )。同措置は、12月7日午前4時から適用され...