クレジットカードの利用情報をもとに消費の動向を指数にする調査で、6月前半は新型コロナウイルスの感染が拡大する前にあたる2年前の同じ時期を13%余り下回りました。
データ分析会社のナウキャストとクレジットカード大手のJCBは、カードの利用情報をもとにプライバシーを保護したうえで消費の動向を見る指数を公表しています。
それによりますと、6月1日から15日までの指数は新型コロナの感染拡大前にあたる、2年前の同じ時期を13.5%下回りました。
内訳をみますと、「旅行」がマイナス60%、「宿泊」がマイナス56.6%で、5月後半と比べて10ポイント前後、下落幅が縮小したものの、依然として大きく落ち込んでいます。
また「交通」がマイナス61.8%、「外食」がマイナス38.4%、映画館や遊園地などの「娯楽」がマイナス36.2%と、外出に関わる消費の下落が続いています。
一方、動画などの「コンテンツ配信」はプラス71.9%と大幅に増えました。
調査した会社は「東京などの緊急事態宣言が解除されたことで、今後は外食を中心に消費が回復するとみられるが、また感染が拡大すれば回復が遅れるおそれもある」と話しています。
6月前半 クレジットカード消費動向 感染拡大前を13%余下回る - NHK NEWS WEB
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