前経団連会長で、日立製作所の社長・会長を務めた中西宏明(なかにし・ひろあき)氏が死去した。75歳。2019年にリンパ腫と診断され、病気療養中だった。
神奈川県出身。1970年に東大工学部を卒業し、日立製作所に入社。日立が09年3月期にリーマン・ショックで巨額赤字を計上した翌10年に社長に就任し、事業の選択と集中を進めて経営再建を遂げた。
18年5月に第14代経団連会長に就任した。大学生の就職活動の日程を定めた「採用指針」の廃止のほか、原子力発電所の再稼働に経済界の立場で取り組んだ。
病気療養中は入院先の病室から執務に当たり、財界トップとして活動を続けたが、再々発の疑いが出たとして任期途中の6月1日に辞任した。政府の経済財政諮問会議や未来投資会議の民間議員も務め、働き方改革や人材育成などに積極的な提言を行った。
経団連前会長の中西宏明氏が死去、75歳…「リンパ腫」療養中 - 読売新聞
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