競泳の池江璃花子選手が東京オリンピック前、最後となる大会に出場し、女子200メートルリレーで2日続けて日本記録を更新してオリンピック本番へ弾みをつけました。
4日が21歳の誕生日の池江選手は東京オリンピックの女子400メートルリレーにエントリーしているチームの一員として、五十嵐千尋選手と酒井夏海選手、それに大本里佳選手とともに相模原市で行われた大会に出場しました。
4人は東京オリンピックの競技スケジュールに合わせて3日午後に予選を想定したレースを行っていて、4日は決勝を想定して午前10時半すぎに行われた女子200メートルリレーのレースを1本泳ぎました。
本番を見据えて、第1泳者の五十嵐選手のあと、第2泳者として泳いだ池江選手は3日より0秒17遅い0秒34の引き継ぎタイムで飛び込みましたが、力強い泳ぎをみせて50メートルのラップタイムを24秒71と3日よりも速くまとめ、第3泳者の酒井選手に引き継ぎました。
池江選手はレースについて「引き継ぎタイムは緊張もあって遅れたが伸びしろがあると捉えている。午前に力を出し切るためのいいリハーサルになった」と振り返りました。
東京オリンピックに向けては「私が戻ってきたことを海外のライバルに伝えられることが楽しみ。レースで泳ぐからにはチームの中でも1番のタイムで泳ぎたい。リレー種目は世界のレベルが非常に高いが、食らいついていきたい」と意気込みを話しました。
会場の電光掲示板に誕生日祝うメッセージに涙も
プールから上がったばかりの池江選手は右手で顔を押さえて涙ぐみながら頭を下げて応えていました。
21歳の抱負については「負けるのはことしまでと決めているので、来年、22歳になったときには誰にも負けないような強い選手になりたい。そのために21歳では日本代表としていろいろな経験をしてこれからの競技人生につなげていきたい」と話していました。
競泳 池江 五輪前最後の大会 女子200mリレーで日本記録更新 - NHK NEWS WEB
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