国連が掲げる「SDGs」=持続可能な開発目標の達成に向けて、食料分野での対策を話し合う「国連食料システムサミット」を前に、オンラインによるイベントが開かれました。この中で大手食品メーカーの担当者らがプラスチックの使用量の削減などの対策を報告しました。
ことし9月にアメリカで開かれる「国連食料システムサミット」は、各国の首脳や閣僚、それに企業経営者らが国連の掲げる、SDGs=持続可能な開発目標の達成に向けて、食料の生産や加工などで必要な対策を議論する初めてのイベントです。
これを前に、18日はオンラインによるイベントが開かれ、国や食品業界の関係者らが目標や取り組みについて報告しました。
このうち、大手食品メーカーの担当者は、プラスチックの使用量を2030年度までに25%以上削減することや、カカオ豆の調達先を人権や環境に配慮したものに切り替えていくことなどを説明しました。
また、農林水産省の幹部は化学肥料の削減など有機農業の拡大の目標を定めたことを紹介し、気候変動対策としてアジアの国々にもこうしたモデルを広めていく考えを示しました。
今回の発表を基に、政府は9月の国連食料システムサミットで国内の取り組みについて説明することにしています。
「国連食料システムサミット」前に食品メーカーなどが対策報告 - NHK NEWS WEB
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