南アフリカの憲法裁判所は29日、汚職事件への関与を調べる委員会への出席を正当な理由なく拒否したとして、法廷侮辱罪に問われたジェイコブ・ズマ前大統領(79)に禁錮1年3月の有罪判決を言い渡した。近く収監される見通し。
2018年に大統領を辞任したズマ氏を巡っては、インド系富豪グループへの便宜供与など数多くの疑惑が浮上している。ズマ氏は委員会が「政治的動機に基づいたものだ」と主張し、出席を拒んできた。
アフリカ民族会議(ANC)の長期政権が続く南アでは汚職が深刻な社会問題になっている。ANC議長(党代表)のシリル・ラマポーザ大統領は疑惑の持ち上がった有力幹部の追放を進めているが、ズマ氏に近いグループはこれに反発し、党内の亀裂が深まっている。(ヨハネスブルク支局 深沢亮爾)
南ア前大統領に法廷侮辱罪で禁錮1年3月判決…汚職の関与調べる委員会欠席 - 読売新聞
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