日本政策金融公庫は21日、北陸3県の2020年度の創業融資実績(創業前と創業後1年以内)を発表した。融資先は19年度比29%増の652件、融資額は16%増の37億8800万円だった。創業前の事業者に限ると、35%減の233件にとどまり、同公庫は「コロナ禍で創業計画の延期や見直しに迫られた」とみている。
創業前の融資は各業種とも19年度を下回っており、特に飲食店・宿泊業の落ち込みが目立つ。一方、創業後1年以内が2.9倍の419件となった。コロナ禍の前に創業した事業者が事業を軌道に乗せるのに時間がかかり、資金が必要となったケースもあるという。
公庫は「21年度に入って創業前の融資が上向く傾向にある」としている。創業者の資金需要に対応すると同時に、セミナーなどを通じて創業希望者への情報提供に取り組む考えだ。
日本公庫、創業前の事業者融資35%減 北陸3県 - 日本経済新聞
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