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Sunday, June 27, 2021

29年目ベテラン前本泰和2度目のSG優勝 賞金ランク3位に浮上【ボートレース児島SGグランドチャンピオン】 - 中日スポーツ・東京中日スポーツ

トロフィーを手にする前本泰和

トロフィーを手にする前本泰和

◇27日 児島ボートSG「第31回グランドチャンピオン」最終日

 岡山県・児島ボートのSG「第31回グランドチャンピオン」は27日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の前本泰和(49)=広島=がインからコンマ07のSで逃げを決め、2013年・グランプリシリーズ以来となるビッグ通算2回目の優勝。賞金3300万円を獲得して、同ランクはレース前の35位から3位に急浮上した。2着は道中で湯川浩司を競り落とした菊地孝平、3着には湯川が入り、SG連続Vが懸かっていた峰竜太は5着に敗れた。

 泰然自若のレースで最強の称号を勝ち取った。絶好枠から挑んだ前本がコンマ07のタイミングでスタートを切る。2コースから菊地が1Mまくって出るが、今年デビュー29年目のベテランには関係ない。呼吸が合うように握り返すと、そこから先はビクトリーロード。後続の競り合いを尻目に前本は悠々3周回を重ね、ゴール手前は右手でガッツポーズ。「前回(13年・GPシリーズ)SGを勝った時は控えめにやってしまったので、今回はしっかりやりました」と勝者はやや気恥ずかしそうに答えた。

 昨年11月の福岡67周年の準優でFを切り、3カ月のG1出場停止処分を受けた。一般競走まわりを余儀なくされ、年末に向けた賞金レースへは後れを取ることになったが「自分は一般戦でもG1でもSGでも気持ちは同じ」と、今年は今シリーズ前まで7Vの荒稼ぎ。今回の優勝で賞金ランクは3位に浮上し「昨年は記念を取れずに(グランプリへ)行った。今年はタイトルを取って行きたいと思っていた」と、有言実行で年末決戦のチケットを早くも手中に収めた。

 5月にG1出場が解禁。今後は記念レースへの参加も予定されている前本は「まだまだ力は足りないし、力を付けていきたい。うまくなりたいと思っているし、ピークもまだ残っていると思う」と、“キングオブSG”で最高の結果を生み出し、力強く言い切る。今度は年末に黄金のヘルメットをかぶるため、49歳は進化のスピードをさらに加速させる。

   ◇   ◇

 ▼前本泰和(まえもと・やすかず) 1972(昭和47)年4月9日生まれの49歳。164センチ、52キロ。血液型はO。広島市出身。私立城北学園高校卒業。選手養成70期生。同期には山下和彦、木村光宏、安田政彦、白水勝也、水口由紀、吉川昭男、西村勝、浜野谷憲吾らがいる。92年5月の徳山でデビュー(4着)。SGは2003年のクラシック(戸田)で初出場。13年のグランプリシリーズ(住之江)でSG初優勝。21年・グランドチャンピオン(児島)でSG2冠。G15回優勝を含む通算優勝は127回。

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