クーデターで国軍が権力を握ったミャンマーで拘束され、訴追されたアウンサンスーチー氏が24日、初めて出廷した。これに先立って弁護士とも初めて面会し、自身が率いる国民民主連盟(NLD)は「国民がいる限り、存在し続ける」と、国民へのメッセージを伝えたという。
国軍側の激しい弾圧を受けている市民を勇気づけるための発言とみられる。国軍側はNLDが圧勝した昨年の総選挙での「不正」を理由に、NLDを解党する方針を示している。
首都ネピドーで軟禁されているスーチー氏は、軟禁場所の近くに特別に設けられた法廷に出廷。国軍側は厳重な警備を敷き、付近への立ち入りを禁じた。
スーチー氏は開廷前に約30分間、弁護士と会った際に「NLDは国民のためにつくられた。国民がいる限り、存在し続ける」「国民の健康を願う」などと述べたという。弁護士は「スーチー氏は健康的で自信に満ちているように見えた」と語った。
これまでの手続きはビデオ会議方式だったため、弁護士との対面や出廷は今回が初めてとなった。法廷では裁判官から次の日程だけが伝えられ、実質的な審理はなかったという。
スーチー氏は2月1日のクー…
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スーチー氏「NLDは存在し続ける」 初出廷前に語る - 朝日新聞デジタル
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