昨年12月、重大なコンプライアンス違反を理由に解任された博多阪急(福岡市)の前店長の男性(58)について、同店を運営する阪急阪神百貨店が、従業員へのセクハラ・パワハラ行為を認定していたことがわかった。同百貨店は解任発表の際、詳細を明らかにしていなかった。
同百貨店は今年4月、男性に対し、この問題を調べた調査委員会の弁護士費用を求めて福岡地裁に提訴したが、今月取り下げた。
訴状では、被害に遭った従業員が昨年11月に内部告発し、百貨店側が調査委を設置。その結果、2018年4月頃から20年11月にかけて、男性が飲み会などで女性スタッフの手を同意なく握ったり、従業員に対して「前は偏差値70の働き方をしていたのに今は30だ」などと発言したりしたとしている。
男性は14年から同百貨店の執行役員を務め、18年4月に博多阪急の店長に就任した。
同百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オーリテイリング(大阪市)は読売新聞の取材に対し、「詳細は控えるが、今回の事案を受けてさらにハラスメント防止対策を強化した」としている。
博多阪急の前店長、従業員に「今は偏差値30の働き方だ」…飲み会では女性の手握る - 読売新聞
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