東京都千代田区議会の百条委員会でうその証言をしたなどとして、区議会から地方自治法違反(偽証など)の疑いで告発された石川雅己・前区長(80)について、東京地検特捜部は5月31日、不起訴とし発表した。同委員会への出頭を拒否したなどの疑いで告発された前区長の妻(73)も不起訴とした。
石川前区長は昨年6月、証人として出席した百条委で、優先的に契約できる「事業協力者住戸」だったマンション一室の購入経緯について、「知り合いを通じて(業者に)確認した」と証言。議会側は、業者が「確認はなかった」としたため前区長を告発した。
発表によると、特捜部の捜査で前区長が業者側に確認したことが認められ、偽証罪は「嫌疑なし」と判断した。証言を拒んだ同法違反容疑は「嫌疑不十分」とした。
この問題では、不動産業者がマンション建設時、高さ制限を緩和する許可を区から受けており、区長が見返りに優先購入した疑いがあるとして百条委が調査した。百条委は昨年11月、「疑いをぬぐい去ることはできなかった」との報告書をまとめた。
千代田区の前区長ら不起訴に マンション購入めぐる問題 - 朝日新聞デジタル
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