5月に官製談合が明るみに出たばかりの新潟県糸魚川市だが今度は、シャルマン火打スキー場スタッフの証言により、糸魚川市の織田義夫前副市長のパワハラ、セクハラ疑惑が明らかになった。織田前副市長は昨年6月から、糸魚川市が出資する第3セクターでシャルマン火打スキー場などを運営する火打山麓振興株式会社の代表取締役を務めている。本紙はスキー場の男性スタッフAさん(新潟県上越市在住)にインタビューし、織田代表取締役の暴言やセクハラと思われる言動の証言を得たほか、Aさんと織田代表取締役の会話の音声データも入手した。
Aさんのメモによると、昨年12月から大声で怒鳴り込んで来ることが複数回あったほか、挨拶に行っても顔を向けず、無視しているということもあったという。Aさんによると、織田代表取締役は話が一方的で、会話にならないことが多かったが、Aさんは立場が弱いため、反論しなかったという。音声データを聞くと、一方的に攻撃しているような場面もあった。
また、スキー場事務所スタッフとの会話で出てきた話として、Aさんは「威嚇するような怒鳴り声や態度のせいで会社内の雰囲気がとても悪く、織田さんが怖くリストラを恐れて何も言えず精神的に病んでしまったスタッフもいるらしいです」と話す。
織田代表取締役は緊急事態があった場合に対応するためという理由で、スキー場の従業員休憩室に月に数回宿直をするが、そこには日本酒がいつもあり宿直後は必ず減っている形跡があるという。Aさんは「はたして、飲酒の状態で緊急事態に対応出来るでしょうか」と疑問を呈す。
さらに、第2リフトに関わる8人前後のスタッフが2月に契約解除され、それも1か月前の通達ではなく、突然のことだったという。
加えて、織田代表取締役は女性に対するセクハラと思われる言動もあったという。2月4日に地下1階の女性トイレに女性スタッフが使用中に織田代表取締役が女子トイレに入り、トイレの電気を消したほか、3月14日には偶然女性スタッフと織田代表取締役が男子更衣室の前ですれ違ったときに、「男子更衣室に誰もいないか確認しなさい」と指示したという。
織田氏は前の副市長であり、現在は第3セクターの代表取締役である。Aさんは、公人に近い立場である人物がこうした言動をしていることはいかがなものかと指摘する。Aさんは、織田代表取締役から携帯電話にかかってくるたびに心拍数が上がったという。
Aさんによると、糸魚川市能生事務所の所長が織田代表取締役によるパワハラがあったことを認めており、ある糸魚川市議が6月議会の一般質問などで議題にする可能性があるという。
糸魚川市の前副市長のパワハラとセクハラ疑惑、シャルマン火打スキー場スタッフが証言 - にいがた経済新聞
Read More
前
No comments:
Post a Comment