福岡県では28日、新たに440人の新型コロナウイルス感染と53人の変異株の疑いが確認された。1日当たりの感染者としては1月16日の411人を上回り、過去最多となった。80代の男性1人が死亡した。大型連休を前に変異株が猛威を振るい、九州各県で感染が拡大している。
福岡市では過去3番目に多い215人が感染。1月8日以来の200人超えとなった。社員9人が感染した化粧品・医薬品販売「新日本製薬」をクラスター(感染者集団)に認定。市は27日に感染者として公表した1人を取り下げた。久留米市は73人、北九州市は16人、県は136人の感染を発表した。
県の白石博昭保健医療介護部長は感染急増の理由として「感染力の高い変異株が影響した可能性が高い」との認識を示した。陽性が判明していた440人を対象にスクリーニング検査を4月19~25日に実施したところ、79・5%に当たる350人で変異株感染の疑いが判明した。
九州では福岡以外の6県でも感染が拡大。厚生労働省によると新規感染者の直近7日間平均は前週比で1・3~7・7倍となった。
28日には熊本県で55人の感染と47人の変異株疑いが確認され、70代男性の死亡も分かった。大分県でも34人が陽性と判明。宮崎県では21人の感染と2人の変異株疑いを確認した。
佐賀県では19人が感染。吉野ケ里町の国立病院機構肥前精神医療センターでクラスターが発生した。長崎県で20人、鹿児島県で14人の感染が確認された。
GW前に最悪のコロナ禍 福岡で過去最多の440人 - 西日本新聞
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