◇米国女子メジャー◇ANAインスピレーション 初日(1日)◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6763yd(パー72)
左サイドに広がる池が、ところどころでせり出す6番パー4。渋野日向子が1Wでフェアウェイを捉えた一打には大きな意味があった。
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9月開催だった昨年大会。4日間とも3Wでティショットを打った、というよりも打たされた。「左の池が怖かった。巻いてしまう可能性があったからこそ、スプーンを握っていました」と振り返る。
現在取り組むスイングにおけるひとつのテーマが“左のミスを消す”こと。だから「いまはそんなに池が怖くない」。逆に右ラフまで突き抜けないようにする計算も、練習ラウンドで入念に繰り返した。
会心のひと振りから第2打をグリーンサイドのバンカーに入れて「(自分に)『えっ?』って思った」と苦笑いで頭をかいたが、間違いなく前進を感じ取れたホールだった。
「いい方向に進んでいると思います」とうなずくのは、18ホールを通して安定していたスイングのテンポにもある。もともとプレーは早いタイプだが、新たなトライを続ける中で自然と考えることも多くなっていた。
「やり始めて5試合目ですけど、ちょっとずつ(試合中にスイングのことを)意識する度合いは減ってきていると思いますし、無駄に考えることがなくなった分、きょうはしっかり振れていたんじゃないかな」
海外メジャーの舞台でも一歩一歩、信じた道を歩んでいく。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/亀山泰宏)
6カ月前は握れなかったドライバー 左の池を“消した”渋野日向子 - ゴルフダイジェスト・オンライン
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