関西電力の金品受領問題をめぐり、特別背任などの疑いで刑事告発されている八木前会長や岩根前社長ら旧経営幹部を大阪地検特捜部が任意で事情聴取したことがわかりました。
関西電力の経営幹部らが原子力発電所が立地する福井県高浜町の元助役から多額の金品を受け取ったり業績悪化でカットした役員報酬を補填(ほてん)したりしていた問題で、大阪地検特捜部は八木誠前会長や岩根茂樹前社長ら9人について、特別背任などの疑いがあるとした市民団体からの刑事告発を受理し捜査を進めています。
18日までに八木前会長や岩根前社長らから、任意で事情を聴いたことが関係者への取材でわかりました。
関係者によりますと、事情を聴かれた幹部の一部は、金品はあくまで預かっていたもので会社の利益を考慮した対応で、補填したとされる報酬も業務への正当な対価で不正はないなどとする上申書を去年、提出していて、今回の聴取でも同様の説明をしたとみられます。
特捜部は今後、聴取した内容などを精査し、刑事責任を問えるか慎重に判断するとみられます。
関西電力 金品受領問題 前会長らを任意聴取 大阪地検特捜部 - NHK NEWS WEB
Read More
前
No comments:
Post a Comment