反政府デモを再開させたタイの若者たちは6日、首都にある裁判所の前でプラユット政権への抗議活動を行い、警戒にあたった警官隊と数時間にわたってにらみ合いを続けました。
タイでは、若者たちが新型コロナウイルスの感染拡大で自粛していた反政府デモを先月から再開していて、6日は若者など数千人が集まり、首都バンコクの主要な道路を占拠しました。
デモ隊は、クーデターを実行し政権にとどまっている軍出身のプラユット首相の辞任を求めたり、王室の中傷を禁じる不敬罪の廃止を訴えて王制改革を求めたりして、裁判所まで行進しました。
参加した女性は「プラユット氏は首相の資格がありません」と訴え、男性は「政権は権力を乱用し、意見が異なる人たちを攻撃している」と非難していました。
そして、デモ隊は裁判所に到着すると、拘束されているリーダーらの保釈を認めない裁判所に向けて「仲間を返せ」と書かれたプラカードを掲げるなどし、警戒にあたっていた警官隊と有刺鉄線などを挟んで数時間にわたってにらみ合いを続けました。
国際的な人権団体「アムネスティ・インターナショナル」によりますと、去年から続くデモの参加者で、拘束されるなどの摘発を受けた人はおよそ380人に上っていて、デモの中心メンバーらは保釈も認められていません。
タイで反政府デモ 裁判所前で抗議 警官隊とにらみ合いに - NHK NEWS WEB
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