森田健作知事の任期満了に伴う千葉県知事選(3月21日投票)が4日に告示されたのを受け、社会調査研究センターが6日、インターネット調査を実施して情勢を探った。前千葉市長の熊谷俊人氏(43)が大きくリードし、元県議の関政幸氏(41)=自民推薦=や共産党職員の金光理恵氏(57)=共産推薦=が追う展開になっている。回答者の半数近くが「まだ決めていない」と答えており、情勢が変わる可能性もある。
調査は6日午前に実施。対象者はNTTドコモの携帯ユーザーを中心とするプレミアパネル(dポイントクラブ)の県内在住者から無作為に抽出し、1500人から有効回答を得た。
千葉市長を3期務めた熊谷氏は、新型コロナウイルス対策などで積極的に情報を発信してきた知名度で県内全域に幅広く浸透。千葉市以外でも他候補を大きく引き離している。
自民党は森田氏の後継候補として鈴木大地前スポーツ庁長官の擁立を目指したが固辞され、同党県議だった関氏を擁立した。関氏の出遅れは否めず、自民党支持層の中でも熊谷氏に後れをとっている。
菅内閣を支持する層でも熊谷氏が優勢だ。立憲民主党県連などが熊谷氏を支援しており、自民党は与野党対決の構図に持ち込んで関氏への支持拡大を図る狙いだったが、現時点では功を奏していないようだ。
調査では3期12年の森田県政を「評価する」との回答が34%にとどまり、「評価しない」の53%を下回った。4年前の前回知事選で森田氏に投票したと答えた層でも熊谷氏が関氏を大きくリードしており、県政の転換を期待する意識の広がりが熊谷氏を後押ししていることがうかがわれる。
知事選には8人が立候補している。
調査の詳細については社会調査研究センターのホームページ(https://ssrc.jp/blog_articles/1615007041.html)へ。【平田崇浩、大隈慎吾】
立候補者(届け出順)
熊谷(くまがい) 俊人(としひと)43[元]千葉市長
無新
後藤(ごとう) 輝樹(てるき)38自営業
諸新
加藤健一郎(かとうけんいちろう)71医師
無新
金光(かなみつ) 理恵(りえ)57共産党職員
無新[共]
皆川真一郎(みながわしんいちろう)66[元]県立高校長
無新
関(せき) 政幸(まさゆき)41[元]県議
無新[自]
平塚(ひらつか) 正幸(まさゆき)39国民主権党党首
諸新
河合(かわい) 悠祐(ゆうすけ)40会社社長
諸新
千葉知事選 前千葉市長、熊谷氏が大きくリード ネット情勢調査 - 毎日新聞 - 毎日新聞
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