神戸市西区の神出病院で、元看護師らが精神疾患のある入院患者を虐待した事件を巡り、同市は27日までに、大沢次郎前院長の精神保健指定医の資格取り消しを求める報告書を厚生労働省に提出した。
指定医は、患者の人権を擁護する上で一定の資質を備えた医師で、厚労省が指定。資格が取り消されると、隔離や身体拘束、措置入院などの判断ができなくなる。指定医が院長の場合、管理者責任を果たさず、患者の人権が侵害されれば、取り消すことができる。
同病院側は長期間、虐待や不適切な隔離を放置しており、市は資格取り消しに該当すると判断。今後は厚労省が医道審議会の答申を受けて処分を決める。
前院長は既に退職。市は、同病院に在籍していたほかの医師らについても資格取り消しを検討している。(長谷部崇)
患者虐待「前院長の指定医資格取り消しを」 神戸市が要求 - 神戸新聞
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