訴状によると、田中さんは14年6月ごろから、納豆巻きをかばんに入れられたり、スリッパを隠されたりするなどの行為を繰り返し受け、3日連続で無断欠席するなどした。
遺族側は「心理的苦痛を感じていることを学校側は容易に認識・予見でき、自死に至ることも予見することが可能だった」と主張。田中さんからの聞き取りや解決に向けた組織的対応を欠き、安全配慮義務違反があったとしている。
田中さんの母親は取材に対し「息子の命をおろそかにしてほしくないという気持ちで提訴した」と話した。県側は「訴状の内容を確認して対応を検討したい」としている。
田中さんの自殺を巡っては、県教育委員会設置の調査委員会が17年に「いじめがあったとは断定できない」と報告。調査が不十分とする遺族の意向などを踏まえ、知事部局による調査委が設置され、19年に一転して「いじめを中心とする学校での事情が自死に大きな影響を与えた」と認定した。
7年前の高1自殺 「学校は安全配慮義務欠いた」 遺族が鹿児島県を提訴 | 鹿児島のニュース - 南日本新聞
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