福島テレビ
有権者に駆け寄り支持を訴える自民党の前職・上杉謙太郎さん。 前回は比例復活での当選だったが、岸田内閣では外務大臣政務官を務めるなど実績を積み上げてきた。 自民党 前職・上杉謙太郎候補:「皆さまの思いをしっかりと受け止めてそれをしっかりと国に持っていく。ここまでなら誰でもできるんです。持っていくだけでなくてそれを政策にして、しかも予算にして地元にかえす。これが議員の仕事であります」 マスクにあしらった「毘」の文字。戦国時代最強と謳われた戦国武将・上杉謙信が信仰した「毘沙門天」の頭文字を刻んでの選挙戦。 党本部が「重点区」と位置付け、公示直後には党の広報本部長・河野太郎さんも応援に駆け付けた。 上杉さんと議席を争う、立憲民主党の前職・玄葉光一郎さん。 前回は無所属での出馬だったが、今回は立憲民主党から10期目の当選を目指す。 立憲民主党 前職・玄葉光一郎候補:「地元の国会議員の最大の役割というのはいざという時に地元の方々を全力で守り抜けるかどうかこのことが一番大事だな…」 過去の選挙では、応援演説で全国を回ることが多かった玄葉さん。 今回は自らの選挙区で街頭演説で政策の浸透を訴えながら、有権者一人一人と会話を重ねている。 今回の選挙戦で2人が最も大きな課題として挙げたのが、コロナ禍で需要が減ったことによる「コメ余り」の問題。 消費低迷などを背景に、農協に米を出荷した農家に支払われる21年産米の「概算金」が大幅に減額された。 中通りのコシヒカリは60キロあたりの価格が、前の年から2600円下がり農家の経営への打撃は避けられない状況。 自民党 前職・上杉謙太郎候補:「農林水産品の輸出そして輸入規制を撤廃する。この外交交渉をすることによって、地元の皆様のための農業政策になっていくと思っています」 減収に対応する交付金の前払いなど新型コロナで発生した課題だけでなく、上杉さんが主張するのが中長期的なビジョンでの取り組み。 自民党 前職・上杉謙太郎候補:「縮小していく国内マーケット。ここはここでしっかり今まで以上に販売はしていきますが、外に出していくことによってコメの価格を安定化させる。この日本にとって農業というのは特にコメの生産というのはこの国の基でありますから。コメを作ってる農家さんを守らなければ日本または自民党でなくなってしまうと思っています」 一方で立憲民主党が公約に掲げるのが、余剰米を政府備蓄米として国が買い取る「市場隔離」 この緊急対策に加えて玄葉さんは、民主党政権時代に目玉政策として導入した戸別所得補償制度の復活を強調する。 立憲民主党 前職・玄葉光一郎候補:「所得補償がついてきます。逆に言うと所得補償をする代わりに生産調整もさせて頂きます。逆に言うと価格の暴落はありません」 コロナ禍の前から米の価格は下落が続いていると指摘し「抜本的な対策こそが必要」だと有権者に訴える。 立憲民主党 前職・玄葉光一郎候補:「戸別所得補償制度によって所得が下支えされて、かつ所得を補償する条件は必要になったときに、需要と供給を調整することなんですね。最低の所得補償がありますので将来の見通しを持ちながら再生産できる。計画できる農業経営を、それが一番大きいと思います」 コメの需要の落ち込みで苦境にあえぐ農家の生活・未来をどう守っていくか。 「米どころ福島」で避けては通れない大きな課題だ。 (2021衆院選・福島県)
《2021衆院選・福島》【福島3区】前職2人が立候補 3度目の戦いで初の一騎打ち(福島テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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