31日の投開票に向け衆院選は最終盤に入った。群馬県内小選挙区で最も激戦とされる群馬3区では、前職2人の陣営が各種世論調査や過去の選挙結果を踏まえて当選ラインを推測し、しのぎを削る。支持者の票固め、無党派層の取り込みを図りつつ、知名度のある応援弁士を迎えた最後の訴えを予定する。
3区は自民党前職の笹川博義氏、立憲民主党前職の長谷川嘉一氏が競り合う。終盤情勢の分析では互いに支持層の大半の票をまとめたものの、無党派層の支持が二分される状況だ。両陣営とも、投票率は前回の2017年衆院選並みの50%前後、当選ラインを8万票前後とみる。
環境副大臣などの実績をアピールする笹川陣営は「まず勝つこと。一票でも多くの票を積み重ねる。できることを淡々と続ける」とし、組織を生かした票固めに余念がない。
地元首長や議員、商工団体などの支援を受けた上、公明党を選対組織に組み込んで組織戦を展開するも、序盤から接戦と伝えられ、選挙区には茂木敏充外相のほか、小渕優子元経済産業相、加藤勝信前官房長官らが立て続けに応援に入り、引き締めを図っている。29日には館林市などに小泉進次郎前環境相を迎え、総決起大会を開く。
長谷川陣営の選対幹部は「投票率が10ポイント上がれば勝てる」と浮動票の獲得をにらむ。無党派層の動き次第では勝機も見いだせるとし、「とにかく投票率を上げるための努力をする」と気合を入れる。
初当選からの4年間、地元を丁寧に回り、つじ立ちなどでアピールを続けてきた。公示後も徹底した草の根選挙を貫き、各地で街頭演説を繰り返し、有権者に電話で投票を呼び掛けている。共闘する共産、社民党などの組織的な支援にも期待する。29日は角田義一元参院副議長が街頭演説に駆け付ける予定だ。
3区では「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の新人、説田健二氏も立候補している。選挙戦ではSNSを活用したアピールを続けており、29日は太田市内で選挙カーを走らせるという。 (まとめ 小泉浩一)
前職2人が激戦 衆院選群馬3区 最終盤迎え応援弁士が最後の訴え(上毛新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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