瀬戸口和秀
家庭用サウナを市役所に持ち込むなどした大阪府池田市の前市長による市職員へのパワハラ問題を受け、市議会で9月30日、ハラスメント防止条例案が議員提案され、全会一致で可決した。
サウナ問題などを調べた市議会の調査特別委員会は、前市長が市職員に対し大声で叱責(しっせき)するなどしたパワハラ行為があったとする報告書をまとめた。可決した条例は前文で、「ハラスメントの防止と根絶に努め、市民から信頼される市政運営をめざす」とした。
市議会は、岡田正文副市長に対する辞職勧告決議などを求める市民の請願を採択した上で、議員提案の同決議案を賛成多数で可決した。提案理由を説明した下窄(しもさこ)明市議は「前市長の独断専行を止められず、市政の混乱を招いた責任の一端がある」と述べた。岡田副市長は「結果は真摯(しんし)に受け止める。市の発展のため責務を果たしていきたい」とコメントした。
もう一人の副市長だった元平修治氏は、「一身上の理由」で9月28日付で辞職しており、市議会は30日、2人目の副市長に石田健二・教育委員会管理部長を選任する人事案に同意した。(瀬戸口和秀)
前市長がサウナ持ち込んだ大阪・池田市、ハラスメント防止条例案可決 - 朝日新聞デジタル
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