北海道開発局の士別道路事務所による官製談合事件で、逮捕された前所長が便宜を図った業者から飲食の接待を受けていたことが捜査関係者への取材で分かりました。警察は癒着を深めたいきさつを調べるとともに金銭の授受などがなかったか慎重に捜査しています。
北海道開発局士別道路事務所の前所長、松久浩容疑者（５８）は去年、発注した国道の補修・設計業務の指名競争入札で特定の参加業者が落札するよう便宜を図ったとして２６日、官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されました。
また、便宜を受けて落札したとされる建設コンサルタント会社の社長も入札妨害の疑いで逮捕されていて、２人の身柄は２８日、検察庁に送られました。
これまでの調べで、松久前所長は落札した会社の社長から飲食の接待を受けていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
前所長は社長からの依頼を受けて談合に従わないとみられた一部の業者を入札から排除していたとみられています。
警察は２人が癒着を深めたいきさつを調べるとともに、金銭の授受などがなかったかどうかも慎重に捜査しています。
逮捕された前所長 便宜を図った業者から飲食の接待受ける｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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