7日にかけて西日本の日本海側や北陸などで前線の活動が活発になり、大雨となるおそれがあります。
夜間、暗くなってから急に雨が強まり状況が悪化するおそれもあります。
「早めの避難」で身の安全を守るためにも、自分の住む場所のリスクを確認しておくことが重要です。
【リスク高まる前に「早めの避難」を】。
夜、暗い中で避難すると、冠水した道路や、増水した川の状況などが確認しづらく、転倒したり流されたりするなど危険な場合があります。
平成21年8月、兵庫県佐用町では夜になってから避難しようとした住民が川や用水路からあふれた水に流され、犠牲になりました。
大雨が予想される地域で川のそばや斜面の近くなどにお住まいの方は、危険が高まる前に早めに避難しておくとより安全です。
ただ、新型コロナウイルスの感染が懸念されるなか、自治体が指定する避難場所に避難するのを不安に思う人もいると思います。
そうした場合には、あらかじめ別の避難先を考えておく「分散避難」も有効です。
川や斜面、低い土地から離れた安全な場所に親戚・知人宅や民間の施設などがあれば、そこへの避難も検討してみてください。
災害の危険がない頑丈な建物の場合は、自宅の高い階にとどまる「在宅避難」も考えられます。
【ハザードマップで住まいのリスクの確認を】。
避難の判断に重要なのが自分の住んでいる地域の災害のリスクを知ることです。
過去には「ハザードマップ」で危険性が指摘された場所で、洪水や土砂災害による被害がたびたび発生しています。
今月3日の静岡県熱海市の土石流災害でも土砂災害の危険性が高い「土砂災害警戒区域」で被害が出ました。
自治体などが公表している「ハザードマップ」はパソコンやスマートフォンを使って確認することができます。
また、国土交通省のサイトは全国のハザードマップの内容を確認できます。
《わがまちハザードマップ》。
「わがまちハザードマップ」ではみたい自治体を選ぶと掲載されているホームページが表示されます。
《重ねるハザードマップ》。
「重ねるハザードマップ」では住所を入力したあと、「土砂災害」や「洪水」などを選ぶと危険性がある場所が地図上に表示されます。
《NHK・ニュース防災アプリ》。
また、NHKの「あなたの天気・防災」でもお住まいの地域を登録するとハザードマップを確認できます。
【早めの安全確認と「声かけ」を】。
2年前の台風19号では、雨や風が急激に強まってからハザードマップを調べ、ホームページがつながりにくくなる事態が起きました。
事態が急変する前に、自分の住む地域のリスクをあらかじめ把握しておくことでいざという時の早めの避難につながります。
お休みになる前に一度、避難が必要かどうか確認してみてください。
最後に。
避難を後押しするのに大きな効果があるとされるのが「声かけ」です。
身近に避難をためらったり、すぐに避難できなかったりする人がいたら、積極的に声をかけてあげるようにしてください。
離れて暮らす家族や親戚がいる場合には、電話やメールなどで早めの避難を後押ししてあげてください。
大雨のおそれ 状況悪化する前に災害リスク確認を|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp
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