ソウル=鈴木拓也
来年3月の韓国大統領選をめぐり、文在寅(ムンジェイン)政権を支える進歩(革新)系与党の対抗馬として最有力視されてきた尹錫悦(ユンソクヨル)前検事総長(60)が30日、保守系最大野党「国民の力」に入党した。有権者の支持拡大に向けて、政党の組織力が必要と判断した。
尹氏はこの日、国民の力の党本部で記者会見し、「政権交代のためには野党第1党に入党し、正々堂々と(党内の)予備選から始める」と表明。自身の入党で「国民の力が国民から、より高い普遍的な支持を受けるようになると思う」と語った。
同党は11月9日に党の大統領候補を選出する予定で、8月末に党内予備選の候補者登録が行われ、本格的な党内レースが始まる。
陣営関係者によると、尹氏は保守支持層だけでなく中道層からも幅広く支持を集めるため、入党のタイミングを計ってきた。陣営の組織力強化や、予備選に参戦したほうが露出度が高まるとの計算が働いたという。
尹氏は文政権と激しく対立し…
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韓国前検事総長、最大野党に入党 大統領選へ露出を強化 - 朝日新聞デジタル
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