東京五輪の開会式を迎えた23日、東京五輪の聖火リレーが正午すぎ、都庁に到着した。式典ではランナー40人がトーチキスで火をつなぎ、最後は歌舞伎俳優の中村勘九郎さんが聖火皿に点火。小池百合子知事が「ランナーのみなさんの思いで、つないで、つないで、つないで、ついにゴールに到着した」と感慨深げに話した。
会場付近では五輪中止を求める市民団体などが抗議行動。「オリンピック反対、聖火はいらない」「ノーモアオリンピック、バッハは帰れ」などとシュプレヒコールを上げた。都庁前は、抗議に賛同する人や国内外のメディアで人だかりに。中野区の主婦(69)は「いてもたってもいられなくなって来た。コロナの感染が広がる中での開催は絶対に間違っている」と力を込めた。
午後零時40分ごろにはブルーインパルスがごう音と共に2度都庁、上空を通過。妻(27)と長男(2)と一緒に、空を見上げた都職員の男性(32)は「観客として見に行くことはできませんが、オリンピックらしさを見ることができてよかった。子どもも喜んでいます」と笑顔で話した。(小倉貞俊、松尾博史)
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都庁前で聖火リレーの到着式 「五輪反対、聖火はいらない」と抗議のデモも - 東京新聞
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