[ヨハネスブルク 12日 ロイター] - 法廷侮辱罪で禁錮1年3月の判決を受け収監された南アフリカのズマ前大統領が禁錮刑の取り消しを求めて起こした訴訟の審理が12日、始まった。
バーチャル形式で行われた審理では、ズマ前大統領の弁護士が禁錮刑の取り消しを要求。法律の専門家は前大統領の訴えが認められる可能性は低いと指摘している。
同国では、ズマ前大統領の収監を受けて、先週以降、抗議活動や略奪が相次いでおり、警察によると、6人が死亡、200人以上が逮捕された。
南ア軍は12日、暴動や略奪の鎮圧に向け軍隊を派遣すると発表した。
同発表を受け、南アの通貨ランドは急落し、1030GMT(日本時間午後7時30分)時点で対ドルで2%安。ただ、アナリストによると、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による経済的影響を巡る懸念も下げの一因になっているという。
南ア前大統領の訴訟始まる、騒乱で6人死亡 逮捕者200人超 - ロイター (Reuters Japan)
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