東京オリンピック・パラリンピックを前に、大手航空会社で、車いすの選手団の移動をサポートする訓練が行われました。
訓練は、羽田空港にある日本航空の訓練施設にある機内の模型を使って行われ、飛行機の乗り降りをサポートする地上スタッフなど33人が参加しました。
選手団を想定し、10人の車いす利用者を速やかに機内にのせるのがねらいで、はじめに機内に乗り込む際に使う専用の車いすの操作方法を確かめました。
このあとスタッフ自身が車いすの利用者役になり、機内専用の車いすに乗り換えてもらうための手順や、機内には後ろ向きに引いて入るなどの移動方法、それに座席に移ってもらう手順などを互いに確認しました。
訓練では、10人を乗せる時間を計測し、目標の15分を下回ることができました。
訓練に参加したスタッフは「団体のハンドリングがスムーズにできるかとても不安がありましたが、回数を重ねるうちに慣れてきました。機内の通路が狭いので安全にお客さまを運ぶのがたいへんでした」と話していました。
日本航空スペシャルハンドリング室 三島良平室長は「コロナ禍で本来行われるテスト大会などの経験を積む機会がなかったので、こうした訓練を通じてしっかりとノウハウを共有し、本番を迎えたい」と話していました。
五輪・パラ前に航空会社が車いすの選手団 サポートの訓練|NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB
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