卓球の東京オリンピック代表に内定している水谷隼選手と丹羽孝希選手が、オリンピック前、最後の公式戦となる国内の大会に臨み、水谷選手は準々決勝に進みましたが、丹羽選手は予選リーグで敗退しました。
東京オリンピックの代表に内定している水谷選手と丹羽選手は、千葉県旭市で開かれているアジア選手権の代表選考会に出場しました。
大会は2人にとってオリンピック前、最後の公式戦です。
32歳の水谷選手は、予選リーグの初戦で、14歳の中学2年生、松島輝空選手と対戦しました。
第1ゲームで水谷選手は終盤までリードしましたが、松島選手に追いつかれデュースに持ち込まれました。
水谷選手は12対13とリードされたあと、巧みなサーブなどで3連続でポイントを奪い、このゲームを15対13で取りました。
第2ゲーム以降は持ち味のフォアハンドやサーブを厳しいコースに打ち込み、ゲームカウント3対0でストレート勝ちしました。
水谷選手は予選リーグの2試合目と決勝トーナメント1回戦も勝って、20日の準々決勝に進みました。
一方、丹羽選手は予選リーグの初戦で高校2年生の選手と対戦しました。
丹羽選手は、ゲームカウント1対1の第3ゲーム、10対10からフォアハンドにミスが出るなど2連続でポイントを奪われ、10対12で落としました。
丹羽選手は第4ゲームも奪われ、ゲームカウント1対3で敗れました。
続く2試合目も敗れた丹羽選手は、2連敗で予選リーグ敗退となり、オリンピックに向けて不安の残る結果となりました。
水谷選手「順調に仕上がっている」
そして、およそ1か月後に迫ったオリンピックに向けて「現状、80%の仕上がりで、来週にオリンピックがあっても問題なくプレーができるくらいかなり順調に仕上がっている。本番ではベストなパフォーマンスを見せていきたい」と話していました。
丹羽選手「きょう負けたことで危機感」
そのうえで、「オリンピックまで試合がない中で、こうして大会を開いてくれたことは選手としてすごくありがたい。緊張感があって、練習では入ったボールが入らないことが分かったのはプラスになった。もっと練習から緊張感を持ってやらないといけないし、きょう負けたことで危機感を覚えたので、1日1日を大切に過ごしたい」と1か月後に迫った東京オリンピックに向けて気持ちを引き締めていました。
卓球 代表内定の水谷・丹羽 五輪前最後の公式戦 - NHK NEWS WEB
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