東京オリンピックの代表選考をかねた体操の全日本種目別選手権が5日から開かれるのを前に、代表入りを目指す内村航平選手が記者会見に臨み「自分の持ち味をしっかり出していい演技ができればいい」と抱負を語りました。
東京オリンピックの体操男子の代表選考は、4月の全日本選手権、先月のNHK杯、それに、5日から群馬県高崎市で開かれる全日本種目別選手権の3つの大会の成績をもとに行われます。
内村選手は種目別の鉄棒で代表入りを目指していますが、3つの大会を通してオリンピックの種目別の個人枠で日本から出場できるのは、6つの種目すべてを合わせて1人だけです。
この個人枠をめぐって内村選手と跳馬の米倉英信選手が争っている状況です。
競技を翌日に控え、内村選手はサブ会場での調整のみで、終了後、記者会見に臨みました。
内村選手は「全日本選手権、NHK杯の時と変わらず、自分の演技をすることしか考えてない。試合までを逆算してピークを合わせることに重きをおいて、やるべきことをこなしてきた」と話しました。
米倉選手との代表争いについて「あまり気にしていない。相手が誰であろうと、自分は自分だと言い聞かせてやれることをやる。ただシンプルにそれだけだ。自分の持ち味をしっかり出していい演技ができればいい」と抱負を語りました。
そして、自身の演技について「全日本選手権の時は技術的に少し合っていない部分があったが、そこを修正して、体力的にも余裕がある中で先月のNHK杯で演技をした。今大会はピークを合わせていて、演技は考えずにできるというところまで研ぎ澄まされている」と話していました。
大会は、5日予選が行われ、6日の決勝のあと、東京オリンピックの代表に内定する選手が決まります。
跳馬で代表入り目指す米倉英信は
代表入りを争う内村航平選手については「長い間、体操界のトップにいる選手だが、負けたくない気持ちももちろんある。絶対に失敗しない強敵という印象で、最後まで何が起きるかはわからない。悔いのない演技をしたい」と話していました。
そして「内村選手に勝って代表に入りたい。4月の全日本選手権のように着地がぴたっと決まるような会心の演技が出きたらいい」と意気込みを話しました。
全日本種目別選手権前に 内村航平が抱負「自分の持ち味を」 - NHK NEWS WEB
Read More
前
No comments:
Post a Comment