かこさんはNHKのインタビューなどで、絵本を描き続ける理由について、かつて軍人に憧れ戦争に加担しようとしたみずからの苦い経験から、未来を担う子どもたちには自分で考える力を養ってほしいと語っていました。
今回見つかった紙芝居は発表されないまま自宅に残されていましたが、紙芝居を制作したあと、およそ30年にわたって文章に手を入れていたことを示す原稿も見つかり、かこさんが出版を目指していたことがうかがえるということです。
長女の鈴木万里さんは、「とにかく目の前の子どもたちに自分の経験したことを伝えておきたいという一心で、時間をかけてまとめたんだと思います」と話しています。
その一方で、戦争を直接描いた作品がほかに確認されていないことについて、鈴木さんは「戦争はいろいろな面を知ってからでないと描けないと話していました。思いはあったけれどうまくまとめられず、そのことを非常に後悔していた」と指摘しています。
絵本作家かこさとしさん デビュー前の未発表の紙芝居見つかる - NHK NEWS WEB
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