【ワシントン=吉田通夫】米交流サイト最大手フェイスブック(FB)は4日、トランプ前米大統領のアカウントを2023年1月まで停止すると発表した。これまで停止期間は無期限としていたが、停止期間の細かい規定がなかったため、外部有識者でつくる監督委員会が見直しを求めていた。FBは影響力の大きな公人らに向けた規約を新設し、最大の罰則を適用した。
◆規約新設し公人らの停止期間明確化
新たな規約によると、公人らが暴力を誘発するような投稿をした場合、1カ月から最長2年間、アカウントを停止し、解除の可否は外部の専門家が判断。解除後も規約に違反した場合は、永久に停止する可能性がある。FBが定める一般利用者のアカウント停止処分は期間限定か永久停止だが、公人らについては公共性などを考慮し、停止期間をより厳密に定めた。
FBのニック・グレッグ副社長は声明で「トランプ氏のアカウント停止に至った事態の重さを考慮すると、新たな規約で最高の罰則に値する」と指摘。1月7日から2年間とした。
◆監視委は「無期限」の見直し求める
トランプ氏は1月6日に、議会を襲撃した自身の支持者を「偉大な愛国者」などと称賛。FBは規約違反と判断し、無期限にアカウントを停止した。監督委は5月、停止は妥当としつつも、「無期限」は規約にないとして、規約の見直しなどを求めていた。
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トランプ前米大統領に「最高の罰則」 Facebookアカウントを2年間停止 来年1月まで - 東京新聞
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