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Thursday, June 3, 2021

2億5千万年前の地層から発見、「国内最古級」海生爬虫類の化石か…新種の可能性も - 読売新聞

 宮城県気仙沼市の約2億5000万年前(三畳紀前期)の地層から見つかった化石が、海中に生息していた爬虫はちゅう類の化石であることが東京都市大の分析で分かった。国内最古級である可能性が高く、専門家は当時の海の生態系について、進化の過程を解明する手がかりになると期待している。

 化石は、2016年に東京大の学生によって中生代初期の三畳紀の地層から発見された。東京都市大の中島保寿准教授(古生物学)が調べたところ、欧州や北米で発見例のある海生爬虫類オムファロサウルス類の一種の化石とみられることが分かった。

 化石は頭部の一部で、縦10センチ、横12センチ。球形の歯が29個確認できる。中島准教授によると、甲殻類やアンモナイトの硬い殻を押しつぶして食べていたとみられる。体長は推定2メートル前後で、クジラやイルカのような形態をしていた可能性が高い。

 気仙沼市から南三陸町にわたって広がる同時代の地層からは、最古級の魚竜、ウタツサウルスの化石も見つかっている。中島准教授は「オムファロサウルス類は発見例が少なく、新種の可能性もある」と話している。

 国立科学博物館(東京)の真鍋真副館長の話「発見例の少ないオムファロサウルスの仲間は、謎が多い。中生代が幕を開け、原始的な爬虫類がどのように進化し、繁栄したのか、当時の海の生態系を解き明かす上で意義深い発見であり、世界的にも注目される」

5日に講演

 5日、気仙沼市のはまなすの館で化石の展示と中島准教授の講演が行われる。いずれも無料。講演会は定員200人。

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