ルネサスエレクトロニクスは、3月19日に火災事故が発生した、車載用半導体の主力生産拠点である那珂工場(茨城県ひたちなか市)について、火災発生前の生産水準に復帰したと発表した。
3月19日、生産子会社であるルネサスセミコンダクタマニュファクチュアリングの那珂工場のN3棟(300mmライン)の一部工程で火災が発生。半導体不足の長期化により、各自動車メーカーの生産に大きな影響を及ぼしていた。
4月17日に生産を再開したN3棟では、火災発生前の生産能力復帰に必要となる装置全ての立ち上げが完了。これにより、6月24日夜、火災発生前対比で100%の生産水準に復帰した。また、代替生産は予定通り順調に同社の半導体生産に寄与しているという。
N3棟全体の出荷水準については、7月第3週頃に復帰する見込み。ただし、個別製品の出荷水準復帰時期はそれぞれ異なるとしている。
ルネサス、半導体生産能力は火災前に回復---出荷水準は7月第3週に復帰見込み - レスポンス
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