(29日、プロ野球=千葉ロッテマリーンズ7―3広島カープ)
今季からロッテの一員になり、初めてのヒーローインタビューだった。そこで、エチェバリアは自己紹介した。
「『パンテーラ』と呼んでください。ファンの皆さんの前で活躍できてうれしい」
「パンテーラ」とは、ブルージェイズを皮切りに7球団を渡り歩いた大リーグ時代のあだ名だ。スペイン語で動物のヒョウを表す。
遊撃手として、あだ名の通り、ヒョウのようにしなやかなプレーを見せたのは六回だった。
先発・美馬学がこの回にソロ本塁打を浴びてリードは1点に縮まっていた。さらに無死一塁の場面だった。
エチェバリアは強い遊ゴロを巧みに捕球すると、素早く二塁を踏んで跳びはねながら一塁へ送球した。二塁封殺はいったんはセーフの判定だったが、リクエストでアウトに。セーフならばピンチになっただけに、チームを救うビッグプレーだった。
守備だけでない。打撃も光った。
同点の五回に勝ち越し2点適時打を放つと、八回には、来日初本塁打となる右越え3点本塁打。大リーグ通算で、922試合で打率2割5分3厘、37本塁打。決してホームランバッターではないが、貴重な一発を放ち、ベンチ横のカメラの前で両手で爪を立ててヒョウポーズをとって喜んだ。
友人マーティンが助け。でも、日本食は…
エチェバリアは、ロッテの中心選手として活躍するマーティンと同じキューバ出身。米・マイアミの自宅が近所で、10年以上の付き合いになる友人だという。
コロナ禍で通常の生活すらま…
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