[東京 19日 ロイター] -
きょうの東京株式市場で日経平均株価は、強もちあいが想定されている。前週末の米株高が好感されるものの、決算発表シーズンを前に上値は限定的になるという。一方、直近の相場において欧米市場との対比で「ワクチン格差」が指摘されていたことから、河野太郎行革担当相が18日に民放のテレビ番組で、新型コロナウイルスワクチン16歳以上の全員分が9月末までに調達できるとの見通しを示したことが、注目材料になりそうだ。
日経平均の予想レンジは2万9500円─2万9900円。
前週末16日の米国株式市場は上昇し、ダウ工業株30種とS&P総合500種指数が終値で最高値を更新した。さらに、国内でもワクチン接種の期待が高まりそうなことなどが好材料になるとみられる。
ただ、依然として日経平均の3万円以上は上値が重いと意識されているほか、決算発表を見極めたいとの見方が多い。そのため、前週に続いて投資家は上値を積極的に追う動きにはならないという。
市場では「きっかけひとつで上値が見込める状態にあるが、決算発表を見極めたいとのムードがあるほか、その先の大型連休も意識されるため、ここで前向きに物色する投資家は少ないのではないか」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)との声が聞かれた。
*内容を追加しました
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 29683.37 30714.52 16358.19
+40.68 2021年2月16日 2020年3月19日
シカゴ日経平均先物3月限 29795(円建て)
今日の株式見通し=強もちあい、決算発表シーズン前に上値は限定的に - ロイター (Reuters Japan)
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