世界遺産の姫路城を訪れた人は昨年度は39万人余りと、新型コロナウイルスの影響で前の年度に比べて4分の1に減少しました。
「昭和の大修理」を行っていた昭和30年代とほぼ同じ低い水準となりました。
姫路市によりますと、昨年度、姫路城を訪れた人は39万171人で、154万8000人余りだった前の年度の25.2%、およそ4分1となりました。
背景にあるのが新型コロナの感染拡大で、去年4月から6月にかけて天守閣などの公開を休止するなど、10月から11月の修学旅行の時期を除き、年間を通して入場者が低迷しました。
なかでも、令和元年度には39万5000人だった外国人が大きく減り、昨年度は7700人余りでした。
入場料の収入もおよそ3億円と、前の年度に比べておよそ9億円減りました。
姫路城の入場者数が40万人を切って大きく落ち込むのは、太平洋戦争の直後や、昭和31年から39年までの「昭和の大修理」が行われていた時期以来だということです。
姫路市では「近年、入場者の多くは外国人や団体観光客が占めていたが、新型コロナ以前のこうした状況にすぐに戻るとは思えず、先行きが見通せない。まずは地道に感染対策を続け、お客様が訪れてくれるのを待つしかありません」と話しています。
姫路城の入場者は39万人余り 前の年度の4分の1に減少|NHK 兵庫県のニュース - nhk.or.jp
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