新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、4都府県への緊急事態宣言が25日から始まるのを前に、東京都内の店や施設では24日、急いで用を済ませる買い物客や、対応に追われる従業員の姿がみられた。宣言の具体的な内容が明らかになったのは前日夜で、「準備の時間がほしかった」との声も漏れた。
食品、化粧品売り場などを除いて休業する東京都中央区の「松屋銀座」。24日は午前10時半の開店前に約50人が列を作り、終日、買い物客でにぎわった。同店によると、1週間前に比べ、お客が1・5倍ほど増えたという。
来月9日の「母の日」を前にギフトフェアを開催していたが、宣言期限は11日で、この日は事実上の最終日に。母(61)と連れだって来店した武蔵野市の会社員(34)はアクセサリーを購入し、「本当は大型連休中に来ようと思っていたが、宣言があるので急きょ前倒しした」と話した。
同店の担当者は「母の日だけでなく、季節の変わり目で初夏の服が多く売れる時期。宣言で商機を逃してしまう」と残念がった。
宣言に伴い、結婚式場や飲食店は酒類の提供を停止するよう求められている。
八王子市の「八王子ホテルニューグランド」では24日朝から、結婚式場担当の従業員が酒類の仕入れをキャンセルし、ノンアルコールカクテルの新メニューの検討を始めた。
緊急事態発令前、駆け込む人並み・行列…「本当は大型連休中に来ようと思っていた」 - 読売新聞
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