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Tuesday, April 20, 2021

半世紀前のファンタ缶、鳥取砂丘で見つかる…強風で砂が移動して姿を現す - 読売新聞

 鳥取市の鳥取砂丘で、約50年前の炭酸飲料の缶が印字や色がはっきりとわかり、さびも少ない状態で見つかり、隣接する「鳥取砂丘ビジターセンター」で展示されている。砂丘の地下には水を通しにくい火山灰の地層があり、雨水がたまって真水の帯水層が広がっているため、砂に埋まった物は潮風に当たらない上、海水に触れるよりも腐食が進みにくいという。(東大貴)

 見つかったのは、人気の炭酸飲料「ファンタ」の空き缶。日本コカ・コーラ(東京)によると、水色と紫で彩られたデザインから、1968~74年に販売されたものという。同センターのガイド石川瑛代さんが2月16日、同センターの公式SNSに掲載する写真を撮るために散策していたところ、「馬の背」付近で見つけた。

 鳥取砂丘では、冬には強い北風が吹き、風速10メートル以上になることも。砂が体に当たって痛いほどの強風が吹き抜ける度に、砂丘の表面の砂が移動し、思わぬ物が顔を出すという。これまでに、縄文時代の土器や江戸時代の通貨「寛永通宝」のほか、戦前に陸軍の演習場だったことから、計約1000発の銃弾も見つかっている。

 今回、空き缶の写真を同センターのSNSで発信したところ、インターネット上で拡散。翌日には、ファンタのツイッター公式アカウントから「なかなかお目にかかれない、とても貴重なものです!」と反応があった。

 思わぬ反響の大きさに、石川さんは「きれいな砂丘を未来に残すためにも、適切なごみの処理をお願いしたい」とした上で、「砂丘の散策中、時を超えて現れる遺物に出会えるかもしれない。壮大な砂丘の風景やこれから咲く色とりどりの花とあわせて楽しんでほしい」と話している。

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